いい音を探すにはいい音を知った方が良い

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先日、家内のパート先の若いアルバイトさんが10万円程するイヤフォン・イアフォンを購入するという話を聞きました。

なんでもその、イヤフォンは表参道で耳にフィッティングするように計測して、数週間後に秋葉原で手渡しされるらしいのです。

まあ、家内の話ですので正確なことは何にもわからないのですが、超ド級の高級機だということが分かります。

そういえば、先日、私が講師をしている学校の生徒が休み時間に「先生、これ買ったんだけど。いいでしょ。聞いてみてください。」と5、6万円したという海外のイヤフォンを聞かせてもらいました。

この手の話、正直、ウンチク親父としてはうれしいです。

毎週のように電気屋を周り、月に数度は秋葉原のオーディオショップ、色々な機械をいじりまくり、聞きまくり、カタログ集めまくりで、歴史の年号はさっぱり覚えられないのに、オーディオ機材の機種番号、値段、おおよそのスペックをそらんじる依存症でした。

さて、昔話や私のプロフィールは後日、ネタ切れの時に語らせていただくとしてこの「いい音」と言うのが気になります。

私たちの同世代(1960年前後生まれ)のオーディオマニアは所謂「宅録」から入った人が多く、初期の録音は「カセットテープ」「ラジカセ」、ハイアマチュアは「オープンリール」など、テープメディアです。
ですから、私の「いい音」と言うのは「雑音がない・少ない」が中心でした。

現在は、ほとんどの再生・録音機器がデジタルですので、少なくとも通常であればデフォルトで「雑音がない・少ない」の条件は満たしているはずです。

もし、これからオーディオの迷宮に入ろうとする勇気のある方は、是非「自分の好きな音」を探してみたらどうでしょう。
私は、「好きな音」を探すのに20年かかりました。多分、この探している時期が一番楽しくて、お金を使うのです。

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